山梨でバイオマス発電建設
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山梨県で初となるバイオマス発電所が2017年稼働を目指して建設される。
事業主体は、大林クリーンエナジー。
(総合建築会社の大林組の100%子会社)
大林クリーンエナジーは、「大月バイオマス発電株式会社」(新エネルギー開発株式会社が出資)の全株式を取得し、木質バイオマス事業に参入する。
●発電能力・・・1万4000キロワット
(一般家庭で約3万世帯の電力消費分)
●総事業費・・・100億円
●年間売上・・・20億円(見込み)
●燃料・・・木質バイオマス(約15万トン/年)
剪定枝(せんていし)、約80%、
森林資源(未利用間伐材、一般木材など)、約20%
●建設場所・・・山梨県大月市
●稼働予定・・・2017年中(2015年8月着工)
建設工事は大林組が請負い8月に着工。
地元で20人程度の雇用を創出する見込み。
木質燃料を燃やした際に発生する灰の再資源化も検討する。
同発電所が稼働すれば、固定価格買取制度(FIT)を利用した山梨県内初の大規模発電所となる。
大林組は、再生可能エネルギーなど建設以外の新分野に約600億円を投資する計画。(2015~17年)
国内建設市場の縮小を見据え、これまで手がけてきた太陽光発電のほかに、風力、地熱、バイオマスなどに乗り出すことで収益源を多様化する計画。