鉄鋼大手、低温排熱で自家発電

神戸製鋼所、JFEスチールなど鉄鋼大手が
製鉄所で発生する低温の排熱を利用した自家発電の技術開発に動いている。

低温排熱とは、
工場や製品から出る放射熱、冷却用の水や蒸気のうち
セ氏150度を下回る比較的低温の熱をいい、
これまでエネルギー源として利用されることはほとんどなかった。

神戸製鋼所は、
転炉と呼ばれる設備の冷却に使われる循環水を熱源に発電を行う。

この循環水は、セ氏90度と、通常の蒸気を使う発電装置では利用できなかったが
セ氏15度で沸騰する特殊な液体を介してタービンを回す。

2月末には神戸製鉄所(神戸市)に発電設備を導入する予定。

発電能力は70kw程度(一般家庭で180世帯分)と小さいが
製鉄所での使用実績を基に外販する考え。

JFEスチールは、
これまでコマツの子会社や北海道大学などと共同で
放射熱を利用した発電設備の実験を開始。

薄板にする前の半製品スラブの製造工程で鋳造したスラブが自然に冷える際に
特殊な素子を使って発電する。

電気料金の値上げが今後も続く状況下において
これまで利用されていなかった低温廃熱を利用した発電を使うことで
コスト削減につなげようという動きが始まっている。

経済産業省も2012年度補正予算
低温排熱を利用した発電の設備費用の補助を始めている。

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