メガソーラー、債券による資金調達

メガソーラー(大規模太陽光発電所)の建設資金の調達に、
機関投資家向けの債券を発行する方式が国内で初めて実施される。

債券方式で資金を集めメガソーラー建設を計画するのは、
広島の建設会社「栗原ホールディングス」。

同社が東広島市に建設を予定している2000kwのメガソーラー建設計画は、総事業費7億8千万円。
うち6億2千万円を債券売却により調達する。

従来、メガソーラー建設は銀行融資によって行われ、
この場合、当然ながら事業主体の信用力も審査の対象となる。

しかし今回の場合は、「プロジェクトボンド」(インフラ事業体が発行する債券)と呼ばれ
メガソーラーの利益計画に投資する仕組みであり、事業主体が大手でなくとも
利益計画さえしっかりしていれば資金調達が可能となる。

ゴールドマンサックス証券が事務幹事を務め、償還期間は18年。
(利率は2%程度となる見込み)

現在、各地で相次ぐメガソーラー計画は銀行融資だけでは対応しきれず、
太陽光発電の買取制度により長期の利用計画も立てやすくなったため、
今後債券方式によるメガソーラー建設が加速する可能性もある。

(2012/12)

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