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津波被害 農地の修復技術が確立
(2012/12/13)
日立造船と住友化学は、東日本大震災で津波の被害を受けた農地の修復技術を共同で確立した。
これは、
(1)津波被害を受けた農地の表層を削り取る。
(2)特殊プラントで、微細がれき、塩分を取り除く。
(3)土の養分を取り戻す肥料を投与する。
というもの。
検証試験によれば、処理の終了した土を宮城県の農地に戻したところ
品質・風味ともに問題のない米が収穫されたという。
津波被害を受けた農地は、
宮城県、岩手県の2県だけで1万5000㌶あるとされている。
とくに海岸に近い農地では、海底土砂や微細ながれきが大量に堆積しており、
単純に水で洗い流す「除塩」だけでは、農地として使うことができない。
両社は、
日立造船が、削り取った表土から塩分と微細がれきを取り除くプラントを開発、
住友化学が、土の養分を取り戻す肥料投与の技術確立、
と担当を分担し、共同で問題を解決する技術確立に成功した。
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